【復習用】ななみん Chap.1:ライフプランニングと資金計画⑨

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 ここまで三つの記事にわたって「公的年金の全体像」と「老齢基礎年金」「老齢厚生年金」をまとめてきたチュウね。公的年金保険は 5 つあった公的保険の一つだったことを覚えているチュウ?また、他の 4 つは言えるようになったチュウ?この記事では、公的年金=老齢年金・障害年金・遺族年金の残った二つの給付「障害給付」と「遺族給付」について、一気にまとめるチュウ!前回の復習をしておきたい読者のために、リンクを貼っておくチュウ!

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Sec.6:公的年金の給付③【障害年金と遺族年金】

 まずは障害基礎年金障害厚生年金について書く。一応、前回、前々回の記事の続きだと思っているので、通し番号を振ることにする。

  1. 障害年金

 公的年金の二番目、障害年金もやはり、障害基礎年金障害厚生年金に分けられる。それぞれには等級が存在しており、障害基礎年金については 1 級と 2 級が、障害厚生年金には 1 級、2 級、3 級とそして障害手当金が設けられている。

 (1) 障害基礎年金

 障害年金国民年金部分一階部分)が障害基礎年金である。この受給要件は、初診日に国民年金の被保険者であり、その下で “障害認定日” に障害等級 1 級か 2 級を付されることである。ここで障害認定日とは、初診日から 1 年半以内で傷病が治った日か、治らなかった場合は 1 年半を経過した日を指す。

 納付要件は次をクリアしていればよい:納付済期間と免除期間の合計 ≧ 全被保険者期間 × 2/3

 以上の前提の下で、1 級の障害者には 779,300 円 × 1.25+子供についての加算額が、2 級の障害者には 779,300 円 × 1+子供についての加算額がそれぞれ支給される。ここで子供についての加算額とは、前回扱った加給年金のことに他ならない。また、779,300 円とは老齢基礎年金の満額値であることを思い出したい。

 (2) 障害厚生年金

 障害年金厚生年金部分二階部分)が障害厚生年金である。この受給要件は、初診日に国民年金の被保険者であり、その下で “障害認定日” に障害等級 1 級か 2 級または 3 級を付されることである。3 級が加わったこと以外は (1) の障害基礎年金の受給要件と同じである。また、納付要件については (1) と全く同じである。

 受給額については、特別支給老齢厚生年金=定額部分+報酬比例部分を思い出し、この報酬比例部分の額を \( P_R \) として、第 1 級の障害者に対して \( P \times 1.25 + \) 配偶者加給年金額、第 2 級の障害者に対して \( P \times 1 + \) 配偶者加給年金額、そして第 3 級の障害者に対しては \( P \times 1 \) となっている。ところで、障害厚生年金ではこれらに加えて \( 2 P \)(“報酬比例部分” の 2 倍!)の障害手当金が出る。

  1. 遺族年金

 これもこれまでの二つ(老齢年金障害年金)と同様、遺族基礎年金遺族厚生年金から成る。

 (1) 遺族基礎年金

 遺族基礎年金は、死んだ人間に生計を立ててもらっていた子供あるいは子持ちの配偶者が受給することができる。これは父子家庭でも全く同様に可能である。したがって子なしの配偶者は遺族基礎年金を受給することができず、これに対する措置はすぐ下で述べる。納付要件は上の障害年金の場合と全く同じであり、納付済期間と免除期間の合計 ≧ 全被保険者期間 × 2/3である。

 特に第 1 号被保険者に限定した給付として、次の二つがある。まず、受給資格期間の残っている夫が先立つと、給付が妻に引き継がれる寡婦年金がある。ここで妻とは、 60 歳から 65 歳であり、10 年以上の婚姻関係にあった者を指す。二番目に、3 年以上の給付に続いて死亡し、遺族が通常の遺族基礎年金を(たとえば子がいなくて受給対象外などで)受け取れない場合に給付される死亡一時金というのもある。

 (2) 遺族厚生年金

 遺族厚生年金は、死んだ人間に生前、生計を立ててもらっていた妻/・子>父母>孫>祖父母が、この優先順位で被保険者の死後に受給できる年金である。(家族優先、父母優先、一世帯離れると年下優先ということ。)ここで下線を引かれた者は 55 歳以上である必要があり、また受給は 60 歳からに制限されている。受給額は、これも厚生年金なので上の障害厚生年金と同様、特別支給老齢厚生年金の報酬比例部分 \( P \) から引っ張ってきて \( P \times 3/4 \) とする。

 (1) の遺族基礎年金第 1 号被保険者向けの例外があったことに並んで、遺族厚生年金には一定の条件を満たす家族に対する次がある:まず夫が先立ち、40 歳以上 65 歳未満の子なし妻、あるいは同年齢の子あり妻→ 遺族基礎年金を受け取れないのだった!)が受け取れるものを中高齢寡婦加算と呼ぶ。65 歳未満に制限されているのは、65 歳になると妻が老齢基礎年金を受け取れるためである。そして 65 歳以上になるとこの中高齢寡婦加算経過的寡婦加算に移行して、老齢基礎年金と並行して受け取ることができる。

まとめ!

 「老齢年金」について扱った前回の記事に続いて、年金の残った二つ「障害年金」と「遺族年金」について扱った。これら三つは老齢(まず老いて)→ 障害(次いで体の自由が効かなくなって)→ 遺族(ついには先立たれてしまう)という老化が進むにつれて段階的に起こるライフ・イベントに対応しているように思える。三種類の年金に出てくる数値はややこしく感じるかもしれないが、互いに比較しながら整理することで関連性を見出していく。次は残った二つの給付「障害給付」と「遺族給付」について、一気にまとめるチュウ!(↓ から飛べるチュウ!)

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